コイル(インダクタ)の基本
- 2025/12/8 -
コイル(インダクタ)の基本
コイル(インダクタ)は、電流が流れることで磁界を生じ、その磁界にエネルギーを蓄える部品である。電流の変化に対して電圧が発生するという性質を持ち、これは「自己インダクタンス」と呼ばれる。コイルは電流の変化を妨げるため、急激な電流変動を抑えたり、特定の周波数成分だけを通すフィルタとして利用される。
代表的な用途には、スイッチング電源の平滑回路、ノイズ除去用のチョークコイル、共振回路、整流後の電流を安定させる役割などがある。また、コンデンサと組み合わせることで、特定周波数に応答するLC回路を構成できる。
コイルには、空芯コイル、トロイダルコイル、フェライトコア型などがあり、用途や周波数特性によって選択が異なる。直流抵抗が低いほど損失が小さくなるため、電源回路では低抵抗のものが好まれる。一方で、磁気飽和や自己共振周波数など、コイル特有の制約も理解する必要がある。インダクタの性質を正しく把握することは、ノイズ対策や電源設計を行う際に非常に重要である。
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