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帯域幅・サンプリングの基礎
- 2025/12/8 -

帯域幅・サンプリングの基礎

オシロスコープの性能を理解するうえで重要な指標が「帯域幅」と「サンプリングレート」である。帯域幅(Bandwidth)は、オシロスコープが正しく測定できる信号の周波数範囲を示し、一般的に帯域幅の約5倍までの立ち上がり速度を持つ信号を観測できるとされる。例えば、100MHz帯域のオシロで高周波成分を含む高速パルスを観測しようとすると、波形が丸まったり振幅が低下して表示されることがある。

一方、サンプリングレート(Samples per second)は、信号を1秒間に何回取り込むかを示す値で、デジタルオシロスコープの波形再現性に大きな影響を与える。サンプリングレートが低いと、波形を細かく捉えられず、正しい形が再現できない場合がある。高速信号を測定するには、十分なサンプリングレートが必要であり、一般的には観測したい最高周波数の少なくとも5~10倍以上が望ましい。

帯域幅とサンプリングは相互に関係しており、どちらか一方が不足すると正確な波形観測ができない。測定対象に応じて適切なスペックのオシロスコープを選ぶことが、正しい解析につながる。これらの概念を理解することは、電子計測の基礎として非常に重要である。

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