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電子負荷とは何か(定電流・定電圧・定抵抗モード)
- 2025/12/8 -

電子負荷とは何か(定電流・定電圧・定抵抗モード)

電子負荷は、電源やバッテリーの性能を評価するために、さまざまな負荷条件を電子的に作り出す装置である。抵抗器を物理的に切り替えるのではなく、半導体素子によって任意の電流や電圧を引き出すことができるため、精密かつ再現性の高い試験が可能になる。電子負荷には主に「定電流(CC)」「定電圧(CV)」「定抵抗(CR)」の3つの動作モードがある。

定電流モード(CC)は、入力電圧が変動しても指定した電流を一定に保つモードで、電源の電流供給能力やバッテリー放電試験に適している。定電圧モード(CV)は、一定電圧を維持するよう入力側に電流を引き出す動作で、電圧安定性の試験に用いられる。

定抵抗モード(CR)は、指定した抵抗値に相当する負荷を再現するモードであり、電圧に応じて電流が変化する。CRモードは、実際の負荷に近い条件を作りやすいため、電子回路の動作評価に便利である。

電子負荷を使用することで、過電流保護の動作確認、安定性試験、効率測定などが容易に行える。電源・バッテリー評価には欠かせない装置であり、その動作モードを理解することが安全で正確な試験の基本である。

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