【オシロスコープの基礎】演算機能と自動測定
- 2025/12/9 -
【オシロスコープの基礎】演算機能と自動測定
オシロスコープは、波形を表示するだけでなく、
演算や自動測定によって解析を効率化できます。
これらの機能を使いこなすことで、測定作業の質が大きく向上します。
■ 演算機能
演算機能は、複数の波形を使って新しい波形を作り出す機能です。
加算、減算、乗算などが代表的な演算です。
差動信号の確認などに利用されます。
■ FFT演算
FFTは、時間領域の信号を周波数領域に変換する演算です。
ノイズ成分や周波数特性の確認に使用されます。
スペクトラム解析の基本機能です。
■ 自動測定
自動測定は、振幅、周波数、立ち上がり時間などを自動で算出します。
手動で読み取る必要がなく、測定の再現性が向上します。
複数項目を同時に確認できます。
■ 自動測定のメリット
測定者による読み取り誤差を減らせます。
繰り返し測定や比較作業が容易になります。
検証やレポート作成の効率が向上します。
■ 測定条件の重要性
演算や自動測定の結果は、設定条件に依存します。
トリガやスケールが適切でないと誤差が生じます。
測定結果の妥当性を常に確認することが重要です。
■ 測定時の注意点
ノイズが多い場合は、平均化やフィルタを併用します。
自動測定値を過信せず、波形表示と合わせて判断します。
目的に応じて手動測定と使い分けます。
Previous: 【オシロスコープの基礎】保存・データ出力・PC連携
もっと用語集
- オシロスコープは「見えている=正しい」ではない
- 【技術コラム・入門〜初級】電気回路におけるインピーダンスの意味とは?
- 【技術コラム・入門〜初級】電気回路におけるコンデンサの重要な働きとは?
- OWONを「安心して選べる」人・選ばないほうがよい人
- 「測定が合わない」と言われたとき、まず考えること
- なぜ高級機と“まったく同じ測定”はできないのか
- 「十分な性能」と言える基準はどこか
- 安いオシロスコープは本当に危険なのか
- スペック表の数字は、どこまで信じていいのか
- 【技術コラム・入門〜初級】電気回路でよく見かける dB(デシベル)の意味とは?
- なぜ「帯域幅」だけ見てオシロを選んではいけないのか
- なぜ同じ測定なのに、測定値が毎回違うのか
- オート測定は信用していいのか
- ノイズはどこから来るのか(測定しているつもりで、実は拾っているもの)
- プローブをつなぐとなぜ波形が変わるのか
- 入力インピーダンス(50Ω / 1MΩ)をもう一段やさしく分解する
- トリガ(Trigger)をもう一段やさしく分解する
- 分解能(Resolution)をもう一段やさしく分解する
- 帯域幅(Bandwidth)をもう一段やさしく分解する
- 【技術コラム・入門〜初級】なぜ差動プローブが必要なのか?
- オシロスコープを替える前に、まず疑うべき3つのこと
- 【技術コラム・入門〜初級】なぜ帯域幅が重要なのか?足りないと何が起きるのか
- FFT 解析なのに、なぜ波形(スペクトル)が汚く見えるのか
- 【技術コラム・入門〜初級】アンプで欠かせない NFB(負帰還)とは?
- 【技術コラム・入門〜初級】プローブで測定結果が変わる理由とは?
- 【技術コラム・入門〜初級】なぜ高速信号は測りにくいのか?
- 【技術コラム・入門〜初級】帯域幅と立ち上がり時間の関係とは?
- 【技術コラム・入門〜初級】なぜ100MHzオシロスコープで10MHz信号が見えるのか?
- 【技術コラム・入門〜初級】スペクトラムアナライザとFFT解析は何が違うのか?
- 【技術コラム・入門〜初級】パッシブプローブとアクティブプローブの違いとは?
- 【技術コラム・入門〜初級】FFTで分かること・分からないこと
- 【技術コラム・入門〜初級】FFTで分かること・分からないこと
- 【技術コラム・入門〜初級】ノイズとは何か?なぜ見えないのに回路に影響するのか
- 【技術コラム・入門〜初級】FFT解析で失敗しない設定のコツとは?
- 【技術コラム・入門〜初級】FFT解析とは何か?周波数で見ると何が分かるのか
- 【技術コラム・入門〜初級】オシロスコープ設定で結果が変わる理由とは?
- 【技術コラム・入門〜初級】測定ミスはなぜ起きるのか?初心者が陥りやすい原因
- 【技術コラム・入門〜初級】なぜ波形は安定しないのか?よくある原因と考え方
- 【技術コラム・入門〜初級】オシロスコープでノイズを見るコツとは?
- 【技術コラム・入門〜初級】時間波形と周波数解析はどう使い分けるべきか?
- 【技術コラム・入門〜初級】チャタリングとは?なぜ起きるのか、どう対策するのか
- 【技術コラム・入門〜初級】プルアップ・プルダウンとは?知らないと起きるトラブル
