【基本増幅回路】なぜ増幅率が1倍でも意味があるのか
- 2025/12/9 -
【基本増幅回路】なぜ増幅率が1倍でも意味があるのか
増幅回路というと、
電圧や電流を大きくするもの、
というイメージを持たれがちである。
しかし、
増幅率が1倍の回路にも、
重要な役割がある。
増幅率が1倍ということは、
入力と出力の電圧がほぼ同じであることを意味する。
一見すると、
「何もしていない回路」に見えるが、
実際には信号の安定性を高める働きをしている。
代表的な例が、
コレクタ接地回路(エミッタフォロワ)である。
この回路は、
入力インピーダンスが高く、
出力インピーダンスが低いという特徴を持つ。
この性質により、
信号源に負担をかけずに信号を受け取り、
負荷に対して安定した信号を送り出すことができる。
つまり、
信号の「大きさ」は変えずに、
信号の「強さ」を高めている。
測定の場面でも、
増幅率1倍の回路を挟むことで、
測定器の影響を受けにくくなり、
本来の波形を正しく観測できることがある。
増幅率1倍の回路は、
「信号を大きくする」のではなく、
「信号を安定して伝える」
ために存在している。
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