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【測定の基本】安全な測定方法(CAT規格)
- 2025/12/9 -

【測定の基本】安全な測定方法(CAT規格)

電気測定では、正確さだけでなく安全性が最も重要です。
誤った測定方法は、感電事故や計測器の破損につながります。

■ 安全測定の重要性
電圧や電流は目に見えないため、危険性を過小評価しがちです。
特に商用電源や高エネルギー回路では、重大事故につながる恐れがあります。
測定前の確認が事故防止の第一歩です。

■ 測定カテゴリ(CAT規格)
CAT規格は、測定器が安全に使用できる回路区分を示す国際規格です。
測定場所のエネルギーレベルに応じて分類されています。

■ CATⅠ
電子回路や低エネルギー回路向けです。
バッテリー駆動回路や二次側回路が該当します。
一般的な基板測定で使用されます。

■ CATⅡ
家庭用電源やコンセントに接続される機器が対象です。
家電製品やACアダプタ入力部の測定に該当します。

■ CATⅢ
分電盤や固定設備側の測定に使用されます。
配電盤、ブレーカー、工場内配線などが該当します。
高いエネルギーが存在するため、より高い安全性能が必要です。

■ CATⅣ
引き込み線や屋外配電設備が対象です。
非常に高いエネルギー環境で、専用測定器が必要です。

■ CAT規格と測定器選定
測定器やプローブには、対応するCAT規格が表示されています。
測定対象より低いCAT規格の測定器を使用してはいけません。
必ず定格電圧とCAT規格を確認します。

■ オシロスコープ使用時の注意
一般的なベンチトップオシロスコープはCATⅠ用途が前提です。
商用電源を直接測定する場合は、
絶縁プローブや差動プローブの使用が必須となります。

■ 測定前の基本確認
測定対象の電圧レベルを把握します。
プローブやテストリードの損傷がないか確認します。
設定ミスや誤接続がないかを必ずチェックします。