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【アナログ回路の基礎】デシベル(dB)の考え方
- 2025/12/9 -

【アナログ回路の基礎】デシベル(dB)の考え方

デシベルは、増幅や減衰を表すための単位です。
電子回路や計測の世界では、非常に頻繁に使われます。

■ デシベルとは
デシベルは「比」を対数で表したものです。
絶対的な大きさではなく、
どれだけ増えたか、どれだけ減ったかを示します。

■ なぜdBを使うのか
大きな変化量を扱いやすくするためです。
増幅や減衰を足し算・引き算で扱える利点があります。
回路やシステム全体の特性を把握しやすくなります。

■ 電圧のdB表現
電圧の増幅率は、
20×log10(出力電圧/入力電圧)
で表されます。
数式より「比を対数で表す」と理解することが重要です。

■ よく出てくるdBの目安
0 dB は「変化なし」です。
6 dB はおおよそ電圧が2倍です。
20 dB は電圧が10倍になります。

■ 電力のdBとの違い
電力の場合は、
10×log10(出力電力/入力電力)
を使います。
電圧と係数が異なる点に注意が必要です。

■ 測定との関係
周波数特性やFFT表示では、dB表示が多く使われます。
振幅変化を直感的に比較できます。
オシロスコープや解析画面の表示単位を意識します。

■ 実務での考え方
正確な計算より、
「増えているか、減っているか」
「どれくらい差があるか」
を把握することが重要です。