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【陸特3級・無線工学・電波の性質】電波の伝わり方(直進・反射・回折・屈折)
- 2025/12/13 -

【陸特3級・無線工学・電波の性質】電波の伝わり方(直進・反射・回折・屈折)

電波は空間を伝わるとき、
常に同じ伝わり方をするわけではない。

周囲の環境や障害物の影響によって、
いくつかの代表的な伝搬のしかたを示す。

陸特3級では、
これらの名称と特徴を
正しく理解しているかが問われる。

まず、電波の代表的な伝わり方を整理する。

電波の主な伝搬のしかた(整理表)

名称 内容の要点 試験でのポイント
直進 電波がまっすぐ進む性質 高い周波数ほど直進性が強い
反射 物体に当たって跳ね返る 金属面で起こりやすい
回折 障害物の陰に回り込む 低い周波数ほど起こりやすい
屈折 媒質の違いで進行方向が変わる 空気の状態変化が関係


次に、それぞれの性質を文章で確認する。

直進とは、
電波が光と同じように
基本的にまっすぐ進む性質である。

周波数が高くなるほど、
直進性は強くなる。
VHF や UHF 帯の電波は、
見通しの良い環境で使われることが多い。

反射とは、
電波が金属や建物などに当たって
跳ね返る現象である。

特に金属面では反射が強く、
建物内通信やマルチパスの原因となる。

回折とは、
電波が障害物の影に回り込む性質である。

周波数が低く、
波長が長い電波ほど回折しやすい。
中波や短波が
遠くまで届きやすい理由の一つである。

屈折とは、
電波が異なる媒質を通過するときに
進行方向が曲がる現象である。

大気の温度や密度の変化によって、
電波の進み方が変わることがある。

試験では、
「低周波ほど回折しやすい」
「高周波ほど直進性が強い」
といった表現が
正誤問題としてよく出題される。