【技術コラム・入門〜初級】オシロスコープでノイズを見るコツとは?
■ なぜ「ノイズは見えにくい」のか?
ノイズは、
・短時間で発生する
・振幅が小さい
・ランダムに現れる
という特徴があります。
そのため、
オシロスコープの設定が適切でないと、存在していても見えません。
「ノイズがない」のではなく、
「見えていないだけ」というケースは非常に多いです。
■ まず確認すべき基本設定
ノイズ観測で重要な基本ポイントは以下です。
・時間軸を速くする
・縦軸感度を上げる
・不要なオート設定を解除する
特に時間軸が遅すぎると、
一瞬のノイズは平均化されて消えてしまいます。
■ プローブ接続が結果を大きく左右する
ノイズ観測では、
プローブの接続方法が極めて重要です。
・GNDリードが長い → ノイズを拾いやすい
・ワニ口接続 → 実際より大きなノイズが見える
可能であれば、
・スプリングGND
・最短距離での接地
を使うことで、
より実際に近い波形が観測できます。
■ AC結合を使ってノイズを見る
直流成分が大きい信号では、
ノイズが埋もれて見えないことがあります。
その場合、
・入力を AC結合 に切り替える
ことで、
微小なノイズ成分だけを強調できます。
これは電源ノイズ観測で特に有効です。
■ トリガ設定のコツ
ノイズは周期性がないため、
通常のエッジトリガでは捕まえにくいことがあります。
その場合は、
・パルストリガ
・グリッチトリガ
・幅トリガ
などを使うと、
異常な波形だけを捉えやすくなります。
■ よくある勘違い
・見えない=ノイズが存在しない
・オート設定に任せれば大丈夫
・プローブは何でも同じ
ノイズ観測では、
設定と接続が結果の9割を決めると言っても過言ではありません。
■ まとめ
オシロスコープでノイズを見るには、
・適切な時間軸
・適切な感度
・正しいプローブ接続
が不可欠です。
設定を少し変えるだけで、
「見えなかったノイズ」が突然見えるようになることも珍しくありません。
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