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(第3回)電子負荷の使い方と接続の基本
- 2025/10/1 -

(第3回)電子負荷の使い方と接続の基本

電子負荷を使用する際は、まず電源の定格電圧と電流を確認し、電子負荷側の入力範囲内で動作させることが大切です。範囲を超えると、過熱や破損につながります。

接続時には、ケーブルの太さや長さにも注意します。大電流を流す場合は太いケーブルを使い、できるだけ短く接続して電圧降下を防ぎます。また、電子負荷の多くはリモートセンス機能を備えており、端子間の電圧降下を補正して正確な測定が可能です。

操作手順は「スタンバイで設定 → モード選択 → 値入力 → ON起動」が基本です。設定値を入力する前にONにしてしまうと、突入電流により電源を傷めるおそれがあります。

OWON OEL15/30シリーズでは、過電圧保護・過電流保護・逆接続保護など複数の安全機能を内蔵しており、初心者でも安心して操作できます。
さらに、USB/LAN通信機能を利用すれば、PCソフト上で電流波形をモニタリングしたり、データを長時間記録したりすることも可能です。

長時間の放電試験では、冷却ファンの吸気口を塞がないように配置し、周囲温度の上昇を避けます。
測定終了後は必ず「OFF」にしてからケーブルを外すことで、静電気や誤動作を防止できます。

電子負荷を安全に扱うことは、電源やバッテリの信頼性評価の第一歩です。




【電子負荷入門シリーズ】

〜電源評価に欠かせない基本原理と使い方〜
(OWON OEL15/30シリーズ・OEL800シリーズ対応)


目次

第1回 電子負荷とは?基本の仕組みをやさしく解説
電子負荷の基本構造と動作原理をわかりやすく説明。
OEL15/30シリーズ・OEL800シリーズの特徴と、電源評価における電子負荷の役割を紹介します。

第2回 電子負荷の基本モードと電源試験での活用例
定電流(CC)・定電圧(CV)・定抵抗(CR)・定電力(CP)など、主要モードの仕組みを解説。
それぞれの用途と、OEL15/30シリーズでの活用シーンを具体的に紹介します。

第3回 電子負荷の接続と安全な使い方
接続手順・ケーブル選定・リモートセンスなど、安全に使用するための基本をまとめます。
OEL15/30シリーズに搭載された各種保護機能やデータ通信機能についても紹介します。

第4回 電子負荷を使った電源評価の実践ポイント
負荷レギュレーション試験・過渡応答試験・過電流保護(OCP)試験など、代表的な評価方法を具体的に解説。
OEL15/30シリーズによる応答特性試験や自動放電プログラムの活用例を紹介します。

第5回 電子負荷の選び方と今後の応用
定格・電力・応答速度など、電子負荷を選ぶ際のポイントを整理。
OEL15/30シリーズとOEL800シリーズの使い分けや、再生エネルギー・EV・IoT分野などの最新応用を展望します。