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【電源・機種選定に役たつ】CVモードとCCモードの違い(やさしい基礎解説)
- 2025/12/1 -

【電源・機種選定に役たつ】CVモードとCCモードの違い(やさしい基礎解説)

直流電源のもっとも基本的な動作が「CVモード(定電圧)」と「CCモード(定電流)」である。電子工作、教育実験、マイコン駆動の場面で、この2つを理解しておくだけで電源選びやトラブル防止が格段に楽になる。


CVモード(定電圧モード)とは

電源が “設定した電圧をキープする” 動作。


5Vに設定 → 負荷が 0.1A でも 1A でも、電源はできるだけ 5Vを維持しよう とする。

特徴
・ほとんどの電子回路で使う基本モード
・マイコン、センサ、LEDなど幅広く対応
・電圧を安定させたい場合に最適

CVモードは「電子工作の標準モード」と覚えてよい。


CCモード(定電流モード)とは

電源が “設定した電流を超えないようにする” 動作。


1Aに設定 → 必要な電圧が 12V でも 3V でも、
電源は 1Aになるように電圧を調整する

特徴
・LED試験に便利(LEDは電流で明るさが決まる)
・バッテリー充電(一定電流充電)に使う
・過電流テストにも利用可能

CCモードは「電流を決めたいときのモード」。


CVとCCは自動で切り替わる

電源は、負荷の状態によって自動でモードが切り替わる。

・負荷が軽い → CVモード
・負荷が重く電流が増える → CCモードに移行


5V・最大電流1Aの設定で、負荷が1A以上流れようとすると
→ 電源は CCモードに切り替わり、電圧を下げて1Aに抑える。

これは回路を守るための自然な動作である。


初心者が戸惑うポイント

電源表示に “CV” と “CC” が点灯して、

「設定したのは電圧なのに、勝手にCCになった!」
と感じる場合がある。

しかしこれは電源が
“危ないので電流を抑えています”
という安全動作。

壊れているわけではない。


どちらのモードをいつ使うか(実践例)

・マイコン、Arduino、Raspberry Pi
→ CVモード(5Vや3.3Vを安定供給)

・LEDの明るさ試験
→ CCモード(電流を一定にしたい)

・モーターやソレノイドの負荷テスト
→ 初期電流が大きいのでCCが役立つ

・バッテリーの充電や放電試験
→ CCモードで電流管理

ホビー用途でも頻繁に使う組み合わせである。


CV・CCの切り替わりが理解できると “電源事故” が減る

・LEDを燃やしてしまう
・マイコンがリセットする
・電源が急に電圧を落とす

こういった失敗の原因の多くが、
CV/CC の理解不足によるもの。

モードの意味を知ることで、安全に電源を扱える。


まとめ

・CV = 電圧を一定に保つ
・CC = 電流を一定に保つ
・電源は状況に応じて自動で切り替わる
・電子工作のほとんどはCVモードで良い
・LED、バッテリー、負荷テストはCCモードが便利

ホビー・教育用途の電源選びでは、
「CV/CCがしっかり動作すること」
が最初のチェックポイントになる。