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電子負荷のCV / CC / CR / CPモードとは
- 2025/12/8 -

電子負荷のCV / CC / CR / CPモード

電子負荷は、外部電源やバッテリーに対して一定の条件で負荷を与え、その動作特性を評価するための装置である。代表的な動作モードとしてCV、CC、CR、CPの四つがあり、それぞれ制御する物理量が異なる。

CVは一定電圧モードであり、電子負荷が設定した電圧を維持するように電流を自動的に調整する。電源やバッテリーの電圧保持特性や放電特性の確認に利用される。

CCは一定電流モードであり、設定した電流で負荷を取り続ける動作である。電源の過電流保護試験やバッテリーの放電試験で最も多く使われる基本モードである。

CRは一定抵抗モードであり、電子負荷が仮想抵抗として振る舞う。設定した抵抗値に応じて電源から流れる電流が決まり、抵抗負荷を模擬した評価に適している。

CPは一定電力モードであり、電子負荷が常に一定の電力を消費するように電流を調整する。入力電圧が変動しても一定のワット数で負荷を与えることができ、電源効率評価やエネルギー機器の試験で利用される。

これら四つのモードを使い分けることで、電源装置やバッテリーの特性を多角的に評価することができる。

■ CV(Constant Voltage)一定電圧モード

負荷が 電圧を一定に保つように 電流を自動調整するモード。

・設定した電圧を維持するように電子負荷が電流を取る
・電源やバッテリーの「電圧保持特性」評価に使う
・用途:放電テスト、電圧制御ループ確認など

※電子負荷側で電圧を決める → 相手(電源)は電流を供給して電圧を維持しようとする


■ CC(Constant Current)一定電流モード

最もよく使うモード。
設定した電流で負荷を引き続ける

・電源がどの程度の電流まで正常に供給できるか確認できる
・用途:電源の過電流保護(OCP)試験、バッテリー放電試験

→「5Aで引き続ける」といった使い方。


■ CR(Constant Resistance)一定抵抗モード

負荷が 抵抗器のように動作する モード。
設定した抵抗値に基づいて電流が決まる(I = V / R)。

・電源の負荷変動試験に便利
・現実的な抵抗負荷を模擬できる

例:10Ωに設定 → 電源が10Vなら1A流れる


■ CP(Constant Power)一定電力モード

消費する電力(W)を一定に保つ モード。
電源電圧が変動しても、負荷は電流を調整して常に一定Wを吸い込む。

・電池・電源の効率試験で使う
・太陽光パネルやDC-DCコンバータ負荷模擬にも使える

例:50W設定 → 電源が10Vなら 5A、25Vなら 2A 流すように自動調整。


■ まとめ(最短版)

モード 負荷が一定にするもの 主な用途
CV 電圧(Voltage) バッテリー・電源の電圧保持特性
CC 電流(Current) OCP試験、放電試験
CR 抵抗(Resistance) 負荷変動試験、抵抗模擬
CP 電力(Power) 効率試験、太陽光/電源評価