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オシロスコープに関する英語表現と基礎用語
- 2025/7/1 -

オシロスコープに関する英語表現と基礎用語

はじめに
オシロスコープは、電圧信号の時間的変化を視覚的に表示する電子計測器であり、電気電子系のエンジニアにとっては欠かせない道具です。グローバル化が進む中、製品マニュアルや技術資料、海外メーカーとのやりとりにおいて、「オシロスコープ」に関する英語表現を理解することが非常に重要です。

このページでは、英語での基本用語、会話で使えるフレーズ、頻出する略語や実務で使える表現例を紹介します。

基本英語用語一覧

  • Oscilloscope:オシロスコープ(略して「scope」と呼ばれることもあります)

  • Waveform:波形

  • Voltage:電圧

  • Time base:タイムベース(時間軸)

  • Horizontal scale:水平スケール

  • Vertical scale:垂直スケール

  • Trigger:トリガ(信号を安定表示させるための開始条件)

  • Sampling rate:サンプリングレート(例:1 GSa/s)

  • Memory depth:メモリ深度

  • Bandwidth:帯域幅

  • Channel:チャンネル(例:4-channel scope)

  • Cursor:カーソル(波形の間隔や電圧を測定)

  • FFT (Fast Fourier Transform):高速フーリエ変換(周波数解析)

  • Rise time:立ち上がり時間

  • Fall time:立ち下がり時間

  • Duty cycle:デューティ比

  • Measurement:測定値

  • Probe:プローブ(信号を取り込むためのアクセサリ)

  • Passive probe / Active probe:パッシブプローブ/アクティブプローブ

  • Differential probe:差動プローブ

  • Auto setup:自動設定

  • Save waveform:波形を保存する

  • Load waveform:波形を読み込む

技術者がよく使う英語フレーズ

  • “Please set the vertical scale to 500 mV/div.”
    (垂直スケールを500mV/divに設定してください)

  • “Trigger the waveform on the rising edge.”
    (立ち上がりエッジでトリガをかけてください)

  • “Check the bandwidth of the oscilloscope. It should be at least 100 MHz.”
    (オシロスコープの帯域幅を確認してください。100MHz以上である必要があります)

  • “Use the FFT function to analyze the frequency components.”
    (FFT機能を使って周波数成分を解析してください)

  • “Connect the probe to Channel 1.”
    (チャンネル1にプローブを接続してください)

  • “Save the waveform as a CSV file.”
    (波形をCSVファイルとして保存してください)

略語と補足

  • GSa/s:Giga Samples per second(ギガサンプル毎秒)

  • MSa/s:Mega Samples per second(メガサンプル毎秒)

  • V/div:Voltage per division(1目盛あたりの電圧)

  • s/div:Seconds per division(1目盛あたりの時間)

  • CH1 / CH2:Channel 1 / Channel 2

  • EXT TRIG:外部トリガ入力

英語マニュアルの読み方のコツ

  • 図や画面キャプチャと照らし合わせて読む

  • 設定画面やメニュー名は原文表記のまま使われることが多い

  • 操作説明では命令文(Set〜 / Adjust〜)が頻出

  • “Note”や“Caution”と書かれた部分には重要な安全情報が含まれていることが多い

まとめ

オシロスコープは技術者にとって日常的な道具ですが、その操作や理解に関する英語知識を持つことで、海外メーカーの製品理解、英文マニュアルの読解、さらにはグローバルな技術対応力を高めることができます。まずは基本用語を覚え、実際の業務の中で繰り返し使ってみることが上達の近道です。

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