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タブレットオシロスコープとは
- 2025/6/3 -

タブレットオシロスコープとは

 

タブレットオシロスコープとは、薄型かつ軽量の筐体にタッチパネル式ディスプレイを搭載し、直感的な操作が可能な新世代のデジタル波形測定器です。従来のオシロスコープと同様に、電圧や時間軸に沿った電気信号の可視化・解析を行う機器ですが、タッチ操作による快適なユーザーインターフェース、バッテリー内蔵による可搬性、PCレスでの運用など、優れた機動力と操作性を併せ持っています。

 

主な特長

タッチ操作対応の高解像度ディスプレイにより、ピンチズームやドラッグ操作で波形を直感的に操作可能

バッテリー内蔵で電源のない現場でも長時間使用が可能

12ビット高分解能ADCを搭載し、微小な信号の変化も高精度に測定

FFT解析、トリガ設定、自動測定、波形保存などの多彩な機能を標準搭載

持ち運びや収納に便利なスリム・軽量デザイン

 

OWON TAOシリーズの紹介

OWONが展開する「TAOシリーズ」は、タブレット型オシロスコープの代表的な製品ラインであり、教育・設計・保守・フィールド測定まで幅広く対応できるモデルが揃っています。
タッチスクリーン操作と12ビット分解能を融合した設計により、より滑らかで正確な波形観測が可能です。

 

■ 代表モデル:TAO3104

 

帯域幅:100MHz

チャンネル数:4CH

サンプリングレート:最大1GSa/s

メモリ長:最大40Mpts

ディスプレイ:10.1インチ IPSタッチパネル(1280×800)

FFT解析・トリガ機能・波形演算対応

USB、LAN、HDMIなど豊富なインターフェース

内蔵バッテリー駆動(最大約4時間)

 

上記のように、TAOシリーズは性能・操作性・可搬性のバランスが優れており、開発現場から教育用途、出張先でのトラブルシュートにまで対応できます。

 

利用シーン

電子回路設計・評価時の波形確認

製造設備や制御盤の信号モニタリング

移動現場でのフィールド測定

教育機関での実験実習用測定器

ノートPC不要の省スペース検証環境構築

 

タブレット型オシロスコープのメリット

項目

内容

操作性

タッチパネルによる直感的な波形操作

携帯性

軽量・バッテリー内蔵で持ち運びが容易

表示性能

高解像度ディスプレイで波形が見やすい

独立性

単体で測定・保存・解析が完結可能

拡張性

USB・LAN・HDMIなど多様な出力に対応

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