USBインターフェースとは?|OWONオシロスコープの接続・保存・制御に欠かせない機能
USBインターフェースとは、OWONオシロスコープと外部機器(PC、USBメモリなど)を接続するための汎用シリアル通信ポートです。データ保存・ファームウェア更新・リモート制御・画像転送など、さまざまな操作に利用される重要なインターフェースです。
■ OWON製オシロスコープのUSBポートの種類
OWONのオシロスコープ(ADS800/ADS900/ADS3000など)には、通常以下の2種類のUSBインターフェースが搭載されています:
ポート種別 |
形状 |
用途例 |
USB Host(ホスト) |
USB-A端子 |
USBメモリ接続 → 波形保存・画像保存・FW更新など |
USB Device(デバイス) |
USB-B端子 |
PCと接続 → SCPI制御、リアルタイム転送など |
■ 主な用途と活用シーン
◎ USBメモリを使ったファイル保存
-波形画像(PNG/BMP)保存
-測定データ(CSV/BIN)エクスポート
-スクリーンショット保存
-ファームウェア更新用ファイルの読み込み
◎ USB-PC接続でのリモート制御
-SCPIコマンドでの自動測定
-OWON専用PCソフトウェア(例:Waveform Viewer)との連携
-測定結果のリアルタイム表示・保存・制御
■ 接続時のポイント
-USBメモリはFAT32形式に対応
-USBドライバのインストールが必要な場合あり(特にDevice接続)
-一部機種ではUSBケーブルが付属しているため、すぐにPC接続が可能
■ まとめ
OWONのUSBインターフェースは、データ保存・ソフトウェア更新・PC連携による測定自動化など、多用途で活用できる標準装備です。
モデルによってポート数や対応機能が異なるため、機種ごとの仕様をご確認のうえ、目的に応じてご活用ください。
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