電圧測定とは?
- 2025/6/11 -
電圧測定とは?
電圧測定とは、回路内の2点間に生じる電位差(ポテンシャルの差)を測ることです。オシロスコープでは、時間の経過とともに変化する電圧(波形)を視覚的に観測・記録できます。
オシロスコープでの電圧測定方法(OWON製の場合)
■プローブの接続
被測定回路の**測定点(信号線)とGND(接地)**にプローブを接続します。
■垂直軸(電圧スケール)の設定
垂直軸の感度(例:1V/divなど)を調整し、波形が画面中央に表示されるように設定します。
■波形を観察
表示された波形から、ピーク電圧(最大値・最小値)や平均電圧、RMS電圧などが読み取れます。
■自動測定機能の活用
OWONのオシロスコープでは「Auto Measure」機能により、以下のような電圧値を自動表示可能です:
-Vpp(ピーク・ツー・ピーク電圧)
-Vavg(平均電圧)
-Vrms(実効値)
-Vmax / Vmin(最大値 / 最小値)
-カーソル機能での手動測定
画面上のカーソルを使って、任意の2点間の電圧差を測定することもできます。
注意点
-プローブの「×10」「×1」切替設定と、本体側の設定を一致させましょう。
-GND(接地)を適切にとらないと、測定値が正しく表示されないことがあります。
-高電圧回路を測定する際は、安全に十分配慮し、必要に応じて高電圧対応プローブを使用してください。
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