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12ビット vs 8ビット
- 2025/6/10 -

 

12ビット vs 8ビット|オシロスコープ選びで知っておきたい分解能の違い

 

12ビットオシロスコープと8ビットオシロスコープの違いは、信号の精密な観測やノイズ解析において非常に重要です。OWONでは、ADS3000シリーズ、ADS900シリーズ、ADS800シリーズなど、すべて12ビット分解能を備えたモデルを提供しています。これにより、高精度な波形観測が必要な現場でも安心して使用できます。

 

■ 垂直分解能(ビット数)とは?

垂直分解能とは、オシロスコープが入力電圧を何段階でデジタル化するかを示す指標です。
ビット数が多いほど、微細な信号変化を滑らかに表示できます。

分解能

階調数

入力1Vレンジでの最小分解電圧(理論値)

8ビット

256段階

約3.9mV

12ビット

4096段階

約0.24mV

 

 

■ OWON製12ビットオシロスコープの代表機種

 

OWONは、全て12ビットADCを搭載したモデルで構成されており、高解像度・高信頼性な測定を実現しています。

◎ ADS800シリーズ

-12ビット分解能を搭載した小型・軽量モデル
-教育機関や現場測定、個人ユーザーに人気
-シンプル操作と高精度を両立


◎ ADS900シリーズ

-ADS800の上位モデルで、より広帯域・高速サンプリング
-
コンパクトながら、プロユースにも対応

◎ ADS3000シリーズ

-高性能プロフェッショナルモデル
-大容量メモリ・高帯域・多機能に対応
-微小信号・電源品質・センサ出力など、高精度測定に最適

 

■ 12ビットのメリット(8ビットとの比較)

特徴

8ビット相当製品

OWONの12ビット製品(ADS800/900/3000)

微小信号の表示

ノイズに埋もれがち

微細な電圧変化をクリアに観測可能

拡大表示のなめらかさ

拡大すると階段状の波形になることがある

滑らかな波形を保持

ノイズの影響

ノイズが目立ちやすい

SN比が高く、ノイズも詳細に評価可能

推奨用途

一般測定・教育用途

高精度測定・信号解析・開発現場・品質管理など

 

■ まとめ

OWONのADS3000・ADS900・ADS800シリーズは、すべて12ビットの高分解能ADCを搭載し、プロフェッショナルから教育用途まで幅広く対応可能な高性能デジタル・オシロスコープです。
精密測定・微小信号観測・ノイズ評価など、高い信号再現性が求められる場面に最適です。

 

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