波形保存とは?|オシロスコープでの測定結果をデータとして残す方法(OWON製品)
波形保存(Waveform Save)とは、オシロスコープで観測した波形を画像やデータファイルとして保存する機能です。測定結果を記録しておくことで、レポート作成・再解析・共有などが簡単に行えます。
OWONのオシロスコープでは、USBメモリや本体内部メモリを使用して、手軽に波形保存が可能です。
■ 波形保存の主な目的
-測定結果の記録(作業履歴・レポート用)
-トラブル発生時の状況再現
-他部門・顧客とのデータ共有
-異常波形の比較・解析
■ OWON製品における保存形式の例
保存形式 |
用途例 |
画像(.bmp / .png) |
波形画面をそのまま画像として保存。レポート添付に便利 |
データ(.csv / .bin) |
電圧値と時間の数値データ。Excelや専用解析ソフトで再利用可 |
設定ファイル(.set) |
オシロスコープの各種設定を保存・復元可能 |
■ 保存方法(OWONオシロスコープ)
OWONの多くのモデル(ADS800/ADS900/ADS3000シリーズなど)では、以下のような簡単な操作で波形保存が行えます:
-「保存」または「Save」ボタンを押す
-保存先として「内部メモリ」または「USBドライブ」を選択
-保存形式を選び、ファイル名を入力(自動命名も可)
-「OK」または「保存」で完了
※モデルにより、タッチパネル操作やメニューボタン操作で異なる場合があります。
■ 応用例
-再測定せずにPCで再解析
-画像ファイルをメールで共有
-複数波形を保存し比較・評価
■ まとめ
OWONのオシロスコープに搭載されている波形保存機能は、単なる記録にとどまらず、再解析やデータ活用を可能にする強力なツールです。
簡単な操作で使えるため、初心者から専門エンジニアまで幅広いユーザーに支持されています。
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