パルス幅とは?
- 2025/6/11 -
パルス幅とは?
パルス幅(Pulse Width)とは、パルス波形の中で信号がハイレベル(ONの状態)になっている時間の長さのことを指します。英語では「Pulse Width」と表記され、デューティ比や周期とあわせて、パルス信号の基本的な特性のひとつです。
パルス幅の例
たとえば、デジタル信号でON状態が1マイクロ秒続いた場合、そのパルス幅は「1μs」となります。
この時間が長ければ長いほど、信号が「ONである時間」が長いことになります。
電子回路での重要性
-モーター制御やLED調光などでは、パルス幅の変化によって動作の強弱を制御します。
-パルス幅の変化によって、信号の伝送タイミングや制御信号の意味が変わることもあるため、正確な測定が重要です。
-PWM(パルス幅変調)では、パルス幅を変えることで出力の平均電圧をコントロールします。
OWONオシロスコープでの測定方法
OWONのオシロスコープには、自動測定機能が搭載されており、パルス幅を簡単に確認することができます。
測定手順の一例:
-CH1などに信号を入力
-トリガーで波形を安定させる
-「Measure(測定)」メニューから「Pulse Width(パルス幅)」を選択
-画面上にパルス幅が自動的に表示される
また、カーソル機能を使って、パルスの立ち上がりから立ち下がりまでの時間を手動で測定することもできます。
注意点
パルスが非常に短い場合、オシロスコープの帯域幅やサンプリングレートが十分でないと正確に表示できません。
ノイズや歪みがあると、パルス幅の測定結果が不安定になることがあります。
もっと用語集
- 無線通信の開発におけるスペクトラムアナライザの活用法とは?
- OWON TAO3000シリーズ タブレット・オシロスコープの機能と活用ガイド
- OWON SPEシリーズ シングルチャンネル直流電源の使い方と機能解説
- OWON VDS6000シリーズ PCベース・オシロスコープ FAQ
- OWON VDS6000シリーズ PCベース・オシロスコープの特長と使い方
- OWON XDS3000シリーズ オシロスコープ FAQ
- OWON XDS3000シリーズ 4チャンネル デジタル・オシロスコープの特長と活用法
- OWON XSA800シリーズ スペクトラムアナライザ FAQ
- OWON XSA800シリーズ スペクトラムアナライザの機能と活用法
- スペクトラムアナライザとは?仕組み・使い方・活用例をわかりやすく解説
- ファンレス静音!実験室向けDC電源SPSシリーズ活用術
- EMI対策に必須!スペクトラムアナライザによるノイズ測定入門
- スペクトラムアナライザの選び方:帯域・RBW・DANLの意味と基準
- FFT vs スペクトラムアナライザ:どちらで周波数解析するべき?
- スペクトラムアナライザの測定例で学ぶ:チャネルパワー・ACP・OBWとは
- 測定現場で役立つスペアナの便利機能10選【マーカ・トレース・トリガ】
- 初心者向け!スペクトラムアナライザの使い方ステップガイド
- スペクトラムアナライザ導入事例:教育機関・開発・品質保証の現場から
- ハンドヘルド型 vs 据え置き型:スペクトラムアナライザの形状別メリット比較
- 1台2役!OWON SPMシリーズで電源と測定を同時に
- 300Wクラスで選ぶ直流電源ベスト3:SPE・SPM・SPS比較
- スペクトラムアナライザの基礎知識:オシロスコープとの違いとは?